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金博士の健康豆知識    

【栄養カテゴリー】
  水分食物繊維豆腐糖鎖ギャバ乳酸菌酵素(その1)酵素(その2)
  和食を大切に風邪に負けるな


 【金永福博士 プロフィール】
  中国吉林省出身
  ハルビン医科大学公衆衛生専攻卒業
  吉林省延辺衛生防疫所食品衛生科勤務
  1996年来日 岡山大学大学院修士、博士号
  現在 潟nイクロレラ MD(マイチャンダイザー)

金博士の健康豆知識  「水分」

水分補給

 夏になると食欲がなくなったり、暑くって寝苦しい日々が続くと睡眠不足になったりします。その結果、体重が減少する、倦怠感が強くなることを「夏バテ」と言います。今回は夏バテ対策としての水分補給についてお話します。

 気温が高くなったら、体は体温を調節する手段として汗をかきます。汗をかいたら喉が渇きます。「喉が渇いたな」と思うときには、脱水症状が結構進んだ時です。

 ここで水分を補給しないといけません。どれくらい飲んだら良いでしょうか?必要な水分の量は1.5リットルくらいです。
 

 原則として・・・
 

1、  水をこまめに摂りましょう。1回200CCくらい、大量に飲むと体に吸収されにくく、胃液が薄めてしまいまして、消化不良を引き起こし、余計にバテてしまいます。
2、  極端に冷たいものは避けましょう。冷たいものばかりでは、胃腸の働きを弱めてしまいます。
3、  汗の成分を考えて見れば、汗をかいて不足しているのは水分だけではなく、ミネラル分も不足しています。スポーツ飲料などがいいかもしれません。ただし、血圧が高い方は飲み過ぎないように気をつけましょう。
4、 水分の代わりにビールを飲んでいる方もいらっしゃると思いますが、これは逆効果です。ビールを飲むとアルコールの分解過程で、水分が取りこまれ、飲んだビールの1.5倍以上が尿と共に排泄されるのでさらに脱水状態になりやすいのです。特に高齢者や幼児は気を付けなければいけません。
高齢者は感覚が鈍くなっていて、脱水状態を感知しにくい傾向があります。少量ずつ1時間1回水を飲んだり、お風呂上り、就寝前に積極的に水分を摂りましょう。
また、幼児は「とても小さい水の容器」のように、すぐ空っぽになります。又、尿の濃縮能力も未成熟で水分排泄率が高いので、早めに水分補給が必要です。