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健康豆知識


シソの葉、鯵(アジ)

ヨモギ

 
シソの葉
〜和風ハーブの傑作〜




 夏バテ予防のエースとして「シソの葉」が通に愛されています。その「シソの葉」の旬は6月です。暑い日が続くと、どうしても食欲が、ダウンしてしまいます。そんな時、シソの葉の出番がやって参ります。
  シソの種類は、大きく分けて「アオジソ」とアカジソ」の二つがありますが、薬効や栄養成分は、ほとんど同じです。栄養成分は、特に多いのがビタミンAです。カボチャが多いと言われますが、カボチャの何と14倍も含まれています。それにビタミンB1やビタミンB2、ビタミンCもたっぷりあります。薬効は、強力な殺菌力や防腐作用をもっているのが特徴です。

  6月から、ちょうど食中毒が増える季節でもあり、、夏バテする季節にも入ります。食中毒に対しては、強力な殺菌力や防腐作用が働き、暑くて体力を消耗するのに対しては、栄養成分のビタミンA、B1、B2、Cがあるというわけです。
シソの葉は「食欲をそそる香り」も高いので「和風ハーブの傑作と言われています。
  好評なのが「みそ汁」で「刺身のツマ」や「冷や奴」としても添えられます。疲れたときは「おかゆ」に添えて効果抜群です。最近では、、シソは「大葉」と呼ばれ、1年中出回っていますが、シソの美味しさと効果を旬の6月にぜひ楽しんでみたいものです。


出雲フードコーディネート協会  会員 佐方 あき歩

 

 



  
鯵 −アジ−
   〜カルシウムの理想食〜



  アジの種類には、マアジ、ムロアジ、シマアジなどがあります。普通アジといったらマアジのことをいう場合が多い。アジは日本人には親しみの深い魚で、刺身やたたき、寿司種など生食のほかに、開き干し、塩焼き、から揚げ、天ぷら、お茶漬けなどにも用いられて大変ポピュラーです。
  開き干しの場合、、天日干しと機械干しがありますが、うまいのはいうまでもなく天日干しです。なぜ天日干しがうまいのか、太陽の恵みによって、軽い発酵が発生しタンパク質の一部が分解されてアミノ酸になるためです。アジには一般的にいって血圧の安定や心臓の機能をよくするアミノ酸といわれるタウリンを多く含むほかに、記憶をよくするドコサヘキサエン酸、血行をよくするエイコサエンエン酸、さらに若返りのビタミンといわれるビタミンEや疲れを除くビタミンB1、B2などが含まれています。
  小アジの場合なら丸ごと唐揚げにすれば、骨まで香ばしく食べられます。最高のカルシューム供給源となります。子供のおやつや、あるいはビールのおつまみに、喜ばれています。「アジは味なり、味のみ美をいうなり」と昔からいわれています。どのように調理してもおいしく食べられるのがアジの特徴です。
  カルシウム不足を美味しく補い、血圧の安定や心臓の機能をよくする、そして、記憶力や若返りにもいいとなれば、6月の旬アジは是非食卓に乗せたい一品です。


出雲フードコーディネート協会   会員  脇 稔明