ネギ
〜やる気とエネルギーを出す傑作〜
ネギの種類は大きく分けると2種類に分けられます。「根深ネギ」と「葉ネギ」です。根深ネギは、主として関東から北で、冬から春にかけて栽培されます。千住ネギ、下仁田ネギがあります。根は白くて長いものです。この白い部分を食べます。 葉ネギは主として関西から西で、1年中栽培されています。
九条ネギ、青ネギがあります。全部食べられます。
ネギはダイコンと並んで日本人の大好物です。1年中、何らかのネギがとれるということと、みそ汁の実にも不可欠であり、薬味として万能だからです。そば、うどん、吸い物、鍋物、納豆、ラーメン、ネギを添えれば最高の美味しさを演出できます。
日本人の主食は米です。主成分は澱粉質で、澱粉質をエネルギー化するのに、ビタミンB1が必要です。このビタミンB1をとって長寿国日本となりました。ネギを添えた、みそ汁や納豆などを通してとってきたといえます。
1月風邪を引かないコツは、ネギを薬味として多めに使うことです、ネギマ鍋はマグロの肉とネギを煮込みながら食べる。体がポカポカしてきます。澱粉質の消化でダイエットにも良い、やる気もエネルギーも出て、風邪もひきにくいとなったら、1月の旬「ネギ」で1月も明るく楽しく過ごしたいものです。
出雲フードコーディネート協会 会員 佐方 あき歩
蜆 −シジミ−
〜やる気とエネルギーを出す傑作〜
夏のブラックフードの代表が「うなぎ」「土用蜆」なら、冬のブラックフードの代表は「寒蜆」です。年末・年始 のあわただしさの中で、飲み過ぎ、食べ過ぎなどで胃や肝臓がもっとも疲れてくるのが1月です。
そんな季節に最適なのが、「寒蜆」です。鉄分やビタミンB2が豊富に含まれ、疲労回復や、肝臓の機能回復 に絶大な効果があると評価されています。また、うま味成分であるコハク酸、グルタミン酸、アミノ酸が多く含 まれ、食欲増進にも大いに役立っています。
食用としての蜆の利用は古く、縄文時代から利用されていたことが貝塚の発掘によって知られています。 蜆は「真蜆」「大和蜆」「瀬田蜆」に大別されていますが、この近辺では、島根県宍道湖の「大和蜆」が有名で味も抜群です。
蜆の料理は一般的には、味噌汁にされていますが、スパゲッティ、ピラフ、しぐれ煮にも適しています。蜆のおいしい味噌汁の作り方は、沸騰したお湯に入れ、殻を開かせた後、汁をこし取り、味噌を入れてから、蜆を戻し、もう一度煮たたせ、ネギなどの薬味を入れて食べると蜆のダシがよく出ておいしく召し上がれます。
寒い冬、1日1食の蜆汁を食べ健康増進を図っていきたいものです。
出雲フードコーディネート協会
会員 脇 稔明